リキッドバイオプシー
リキッドバイオプシーとは
- リキッドバイオプシー
従来の生検の限界を克服するために、採血だけで行える検査、リキッドバイオプシー(体液生検)が近年開発され、当社でも独自の超高感度検査を行っています。 - セルフリーDNA
末梢血中にはがん細胞由来の遊離型DNA(セルフリーDNA)が存在するので、このセルフリーDNAの変異を調べることによって、がん細胞の変異を見つけ出すことができます。 - 採血だけで行える検査!
採血だけで行える検査ですので、治療効果のモニタリングや再発の検出など、繰り返し行う必要がある検査にも有効です。
末梢血に含まれる遊離型DNA「セルフリーDNA」を精製し、がん関連77遺伝子を対象として変異を精査します。
セルフリーDNA変異解析検査の概要
セルフリーDNAシーケンシング
セルフリーDNAより、体細胞変異解析のための次世代シーケンシング用ライブラリーを、ハイブリッドキャプチャー法にて作製します。
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1アダプター結合と増幅
末梢血から精製したセルフリーDNAに、次世代シーケンシング (NGS) 用アダプターを結合した後、DNAをPCR増幅します。
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2ハイブリダイゼーション
解析対象のがん関連77遺伝子配列を持つビオチン標識プローブを加え、ハイブリダイゼーションを行います。
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3キャプチャー
添加されたストレプトアビジン磁気ビーズは、ビオチン標識プローブへの結合を介して、解析対象DNAをキャプチャーします。
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4DNAの回収、NGS
磁石を用いて解析対象DNAを回収し、NGS解析を行います。
バイオインフォマティクス
NGS解析によって得られた塩基配列データに対して、バイオインフォマティクス解析を行います。使用したNGSアダプターには、超低頻度の体細胞変異検出のための二重鎖UMI(分子バーコード)が含まれています。この二重鎖UMIを利用して、一塩基置換変異、挿入・欠失変異、遺伝子融合、コピー数変異を高精度に検出します。がん関連77遺伝子に検出された個々の体細胞変異については、機能的、臨床的重要性を精査して報告いたします。
受託検査の流れ
Step01
①お問い合わせ
まずは、電話・お問い合わせページよりご相談ください。
検査についてご不明な点も、お気軽にお問い合わせください。
電話:046-240-7513
お問い合わせ
Step02
②ご契約
検査委受託開始に先立ち、契約のご締結をお願いしております。
Step03
③検査の発注
検査予定を事前に連絡していただいた上で、検査依頼書をご送付ください。
Step04
④検体準備と送付
専用の採血管にて採血をお願いいたします。
検体は、当社が手配いたします検体輸送業者が回収に伺います。
Step05
⑤ご報告
検査終了後に、結果報告書をメールにてお送りいたします。
ご要望に応じて郵送にも対応いたします。
①お問い合わせ
お問い合わせ
電話・お問い合わせページよりご相談ください。
検査についてご不明な点も、お気軽にお問い合わせください。
電話:046-240-7513
お問い合わせ
ご連絡
お問い合わせいただいた医療機関・研究機関様に、当社担当者よりご連絡を差し上げ、資料とともに検査の詳細や倫理上の留意点等についてご説明いたします。
②ご契約
ご契約
原則として業務委託契約を締結させていただいた上で、検査委受託を開始いたします。ご要望に応じて、秘密保持契約のご締結も可能です。
採血用資材・検体輸送用資材の事前送付
ご契約の医療機関・研究機関様に、専用採血管等の採血用資材、ならびに専用輸送ケース等の検体輸送用資材を送付いたします。
③検査の発注
検査予定の事前連絡
検査のご予定を事前にご連絡ください。ご連絡を受け、検体輸送業者による検体回収を当社にて手配いたします。
対応可能日:月〜土(日祝以外)9:00〜17:30
検査依頼書の送付
ExcelまたはPDFの検査依頼書は、下記もしくは資料室よりダウンロードしていただけます。必要事項をご記入の上、検体到着日の前日までに、当社沖縄支店までFAX、またはメールにてご送付ください。
沖縄支店 電話/FAX:098-987-8898
メール:liquid@genodive.co.jp
hla@genodive.co.jp
④検体準備と送付
検体準備
事前に送付いたします専用採血管を用い、検査手順書に記載の方法で20mlの採血をお願いいたします。
検体梱包
前もってお送りします専用輸送ケース、および保温材を用いて検体の梱包をお願いいたします。
検体の回収
当社にて事前に手配する検体輸送業者が検体回収に伺います。
検体受領・検査受託
当社の沖縄支店にて検体を受領後、「検体受領・検査受託書」を発行いたします。
⑤ご報告
ご報告
検体受領後3週間程度で、ご担当の先生に結果をご報告いたします。
検査結果のご報告内容
検査結果報告書では次の各項目についてご報告いたします。
- ・検出されたすべての体細胞変異の内容とその頻度
- ・各変異の機能的重要性、ならびに臨床的重要性
- ・2回目以降の検査の場合、がん関連変異の時系列頻度推移グラフ
- ・がん関連変異が検出された遺伝子が、各種がん(21種類に分類)で変異が検出される頻度トップ20遺伝子に入っている場合の、ランキングと変異検出確率